ロンダヴェルグ聖騎士団見習いの剣士。
ルチナリスの護衛にして、ロンダヴェルグでの家主。
入団して日が浅いため|未《いま》だに見習いの身ではあるが、剣の腕前は団長と互角だと言われている。
育ての父と死に別れており、剣は形見。何処《どこ》かに妹がいるらしい。
剣には退魔の呪符が刻み込んであるため、悪魔を滅することができる。
イチゴと呼ぶと剣圧で弾き飛ばされるので注意。
髪色 :淡金
一人称 :私《わたし》
作中呼称:ミル、お嬢、剣士、イチゴちゃん
ロンダヴェルグ聖教会司教。
悪魔避けの結界を開発し張っている張本人。助祭、司祭クラスが複数人いないと張れない結界をひとりで張ることができたり、どう考えても人間の寿命を越えて生きている部分があるが、詳細は不明。魔族の血が入っているということだけはない。
線が細く、言動も静かではあるがまぎれもなく男性。
前の聖女と親しくしていて、行方不明になったことを誰よりも気にかけているが、恋愛感情はない。どちらかと言えば尊敬の念が強い。
髪色 :桃
一人称 :私《わたし》
作中呼称:ティルファ、司教
■カリン
ウィンデルダ山脈を拠点にする運び屋。
運ぶものはドラゴンの背に乗るサイズ荷物でも人でも料金次第。但し、危険物は荷物も人も不可。
かつてはとある勇者パーティ内でマッパー《地図作成者》として旅をしていた(Episode1参照)が、魔王に負けてパーティは解散。偶然通りがかった転生勇者一行に加わったものの、そのパーティも数ヵ月と持たずに解散の憂き目に遭う。
彷徨《さまよ》っていたところをウィンデルダとジルフェに出会い、今はウィンデルダと共に運び屋をしながら見知らぬ土地の地図を作っている。
幽霊が苦手。
後にロンダヴェルグ聖騎士団に仮入団する。
髪色 :赤
瞳色 :水色
一人称:あたし
■ウィンデルダ
ウィンデルダ山脈を根城にするドラゴンの幼生。魔法属性は風。
生まれてすぐに見たのがカリンだったため、カリンに懐いている。
口数が皆無に等しいのは消極的だったり人見知りだったりするわけではなく、カリンに喋ることを全部任せてしまっているだけ。
人化した時に抱えているドラゴンのぬいぐるみは中が空洞になっていて、服がしまえる。(竜化しているときは服を着ることができないため)
ドラゴンの時は全身が青みがかった鱗に覆われ、虹色の翼を持つ。
髪色:水色とピンクのグラデ
瞳色:黒とピンク
ロンダヴェルグにいる次期聖女候補のひとり。
治癒魔法の使い手で、その才能は候補の中でも群を抜いている。
才能があることを自負しているので、魔法も使えないのに司教のお気に入りだと噂のルチナリスにはきつく当たる。
髪色 :金
瞳色 :緑
一人称:私《わたくし》
ロンダヴェルグ聖騎士団員。ジェシカの護衛役。
剣の腕は確かだが、言動がキザでチャラい。
基本的に女性を立てるタイプなので女王様気質のジェシカとはうまくやっているらしい(恋愛関係ではない)。
得物は騎士団の中でも珍しい「カタナ」の二刀流。
髪色 :赤茶
瞳色 :濃灰
ミバ村教会の神父。
ルチナリスの養父。
信仰と隣人愛を足して2で割ったような人格者。
村に学校がないため、教会の仕事の傍《かたわ》ら、村民(主に子供)に読み書きを教えている。
天候を読み、作物の病虫害にも詳しく、また医療の心得も多少は持っている、1村にひとりは欲しい存在。
土着の者ではなく、ロンダヴェルグから派遣されて来た所謂《いわゆる》、余所者《よそもの》だが、そういった理由で村人からは慕われていた模様。
魔法は一切使えない。
聖都から支給される悪魔除《よ》けグッズは持っているが、ミバ村が人間狩りに遭った時にどれほどの戦力になったかは不明。
人間狩りに遭った日、村人を救いに行き、失踪。現在行方不明。
■シェリー(シェリー=グランデ)
先代の聖女。
職業柄という理由で髪を染めていた。
音楽の都グラストニアで消息を絶ち、ミバ村周辺で亡くなったらしいと推測されている。
風の精霊。聖地はウィンデルダ。
気まぐれな性質。人間と魔族の均衡が崩れてきている今、魔族とは距離を置いている。
|犀《さい》と懇意にしているように見えるが、精霊ながら魔族に従う犀《さい》を観察している節もある。
見た目は半透明で長髪の女性の姿をとることが多い。
大地の精霊。聖地は「聖女が統治する街」として有名なロンダヴェルグ。
特に人間を|贔屓《ひいき》しているわけではないが、魔界に出向くことは滅多になく、そのため大地系の魔法を使える魔族はほとんどいないとされている。
四大精霊は常にひとりが眠りにつく習わしになっているため、今現在は彼女がロンダヴェルグにある結晶に力を預けて眠りについている……とされている。
目からビームが出る。
■サ―ジェルド
火の精霊。聖地はカツァールン。
双子の姿で、ひとりは聖地に留《とど》まり、もうひとりは世界を見て回ると言われている。
視界や痛覚を片割れと共有している。
パリエッタ、セルマという名で呼ばれるふたりの存在が確認されている。
※ 今作では登場しません。
■ウォーティス
水の精霊。聖地はテラル・ポーマ。
決まった姿を取ることはないとされているが、髪の長い男性の姿が確認されている。
加護を授けて回るのが趣味で、他のどの精霊よりも早く赤子の元に辿り着くのを良しとしているため、この世界では水属性(氷などの亜流を含む)の数が異様に多くなってしまっている。
※今作では登場しません。
■紅蓮《ぐれん》
コイタンメ王国6戦士のひとり。通称、鳳《おおとり》の紅蓮。
6戦士のリーダーであり、ビクトリー1号の操縦者でもある。
ヘルメット、1号機体は赤。勇者ロボに合体後は当然頭部を担当している。
一人称:俺
■雹《ひょう》
コイタンメ王国6戦士のひとり。通称、青懸巣《アオカケス》の雹。
ビクトリー2号の操縦者。氷雨とは恋仲(と本人は思っている)だったが、実際のところは騙されていた。
ヘルメット、2号機体は青。ロボの胴体と腕を担当している。
一人称:俺
■翡翠《ひすい》
コイタンメ王国6戦士のひとり。通称、鶯《うぐいす》の翡翠。
ビクトリー3号の操縦者。紅一点。
ヘルメット、3号機体はピンク。ロボの足を担当している。
若干14歳にして喫茶店を経営し、その店は6戦士の憩いの場となっている。
一人称:あたし
ラ=クイ博士の女秘書であり雹《ひょう》の元・恋人。
悪の帝国キラ・ヒ・ノージアの女幹部、闇の淑女オディールの仮の姿。
勇者ロボの設計図を奪って行った。
一人称:私《わたし》
コイタンメ王国の天才科学者。勇者ロボ及びビクトリー1~3号の設計者。
骨ばっていて、顎髭《あごひげ》と後部の髪が跳ね上がっていると言う、よく漫画に出てきそうな科学者の様相をしている。
常に白衣を着用。
まだ40代だが、髪は白髪のほうが多い。
悪の帝国キラ・ヒ・ノージアの帝王。
かつてはラ=クイ博士の友人だったが、ご飯のお供は鯵《アジ》の開きか明太子か、という論争で喧嘩になり、飛び出した挙句《あげく》、帝国を建国した。
ラ=クイ博士とコイタンメ王国を敵視している。
帝国の国旗は当然、鯵《アジ》の開きがデザインされている。
ラ=クイ博士がキラ・ヒ・ノージア帝国からの攻撃に対抗するために作り上げた奇跡の合体ロボット。
大元のロボットにビクトリー1、2、3号が合体することによって完成する。
空は飛べない(羽根は鋭意製作中)。
※ビクトリー1号(赤)、2号(青)、3号(ピンク)