人間の娘。15歳。
ミバ村の出身。
※正確にはミバ村で生まれたわけではない。物心つく頃に悪魔に襲われ、ミバ村に避難(その時に両親とは死別)して来た。
孤児のため神父に引き取られる。
10年前にミバ村を襲った「人間狩り」によって悪魔に捕えられる。
メフィストフェレス本家に食料として連れてこられたところを青藍に救われ、以後、メイドとして人間界に戻って来る。
ノイシュタイン町長から青藍の妹と誤認され、青藍も訂正するのが面倒で放置していたため妹扱いのまま今に至る。
環境適合力が高く、気が強いがお人好し。大のお兄ちゃんっ子でもある。
名前の由来は「ル=聖なる、ティナ=始まりの聖女の名、リイス=光・永遠」だそうだが、真偽は不明。
身長 :153cm
髪色 :薄茶
瞳色 :茶
胸 :絶壁
一人称 :あたし
作中呼称 :ルチナリス、るぅ、義妹《いもうと》
魔王。そしてノイシュタイン領領主。
魔族。
メフィストフェレス直系・次男。
※一族の名称ですがファミリーネームにはなりません。
魔法属性は炎。
魔力が桁違いに高く(突然変異によると言われている)、わずかながら他人を意のままに操る力(魔眼の能力のひとつ)も持つ。
外見に騙されやすいが腹黒いことを考えている時があるので要注意(ガーゴイル曰《いわ》く鬼畜)。
また、基本的に受け身姿勢なので物事を適当に流すきらいがある。
とある過去のできごとにより記憶の一部が欠落している。
身長 :175cm
髪色 :黒
瞳色 :蒼(魔王時は紅、たまに紫)
利き手 :左
一人称 :俺(基本)、私《わたし》(領主・魔王・他公式の場)、僕(幼少時)
作中呼称 :青藍、 主《あるじ》、主人、義兄《あに》、城主、領主、魔王
坊《ぼん》、坊っちゃん、異母弟
ノイシュタイン城筆頭執事。
魔族の中でも人狼族のため、狼に変化できる。
魔法属性は氷。
青藍との出会いは25年前。
ザイムハルツ執事養成学校の首席卒業生は勤め先を自由に指名できるという特例制度を利用し、ノイシュタインに赴任してくる。(これはザイムハルツのみの特例です)
性格は沈着冷静。だが青藍が関わると暴走することが多い。
そのため周囲からは「主以外には興味のない人」と呼ばれている。
グラウスという名は養成学校に入る時につけた偽名(家族と暮らしていた頃はシュネーと名乗っていました)で、「カッツェ」は今では没落してしまった遠い親戚筋の人間界での呼称。
※余談ですがカッツェとはドイツ語で「猫」を意味しています(初代が猫好きだったのか、人狼であることを隠す意図があったのかは不明)。
身長 :187cm
髪色 :銀
瞳色 :暗緑色
一人称 :私《わたし》(少年期は僕)
作中呼称:グラウス、執事、首席卒業生様、ポチ、犬、番犬、シュネー
ノイシュタイン城に住む悪魔。
城に来た勇者の相手及び城内警備を担当している。ルチナリスのお目付け役でもある。
大きな目と尖った口、コウモリの羽根を持つ。
(作中でのガーゴイルは)全身を短く黒い体毛に被われている。総じてお喋りで噂好き。
普段は数匹を除いて石像と化して庭や城内のあらゆるところに置かれている(約300匹)が、勇者がやって来ると動き出す。
幼少時のルチナリスが怖がったため彼女の前で姿を見せることを禁じられていたが、今では目にしない時のほうが少ない。
但し、居住区内でその姿を見ることができるのは城の住民のみ。城外の者で動いている彼らを見ることができるのは魔王|対峙《たいじ》時に限られ、居住区域内では見ることができない。
人間の姿に化けることはできず、城の外に出ることもできない。
俺と言っているが性別はない。木の股から生まれるらしい。
一人称 :俺
作中呼称 :ガーゴイル、化け物
歴代の魔王に仕えてきたノイシュタイン城付きのライン精霊。
在籍が長いため城のことは城主以上に詳しく、権限も城主に次ぐものを持っている(筆頭執事と同列)。
スノウ=ベルの姉。
普段は配膳室の柱時計に宿っている。
おっとりした性格だが姉属性のため、執事をも叱責することがある。
業務上、徹底して守秘義務を守るため口が堅い。城主や執事が知らないことも知っている模様。
※ライン精霊のラインは「線」の意味で、某アプリのLI〇Eとは全く関係ありません。
身長 :15cm
髪色 :蜂蜜色
瞳色 :新緑
一人称 :私《わたし》
作中呼称:アドレイ、精霊
手のひらサイズのホットラインの精霊。魔王役従事者専属。
アドレイの双子の妹。
普段は青藍の懐中時計に宿っている。
郵便書簡では間に合わないような緊急時の連絡用として、音声通話を担当(ライン精霊同士なら離れていても意思疎通が可能という能力による)。
現代的に言えば携帯電話やスマ―トフォン。GPS機能も有。
性格は軽い。虫のような羽根があるが遠距離は飛べない。
身長 :15cm
一人称 :あたし(公式の場では私)
髪色 :蜂蜜色
瞳色 :空色
作中呼称:スノウ=ベル、精霊
推定年齢50歳。ノイシュタイン城の厨房担当。
住み込みではなく、通いの賄《まかな》いのおばさん。勤務時間は8時~17時。
何十年も前から勤めているので見た目は50代だと思われるが、実際の年齢は不明。そのため、魔族の血が入っているのでは、という噂もある。
城と同化した妖怪ではないかと思われたこともあるが、それはない。
料理好きでそれ以外には全く興味を示さない。領主が交代していても気がつかない。
趣味はダイエット。特に食べ物系(チアシード、ジャガイモなど)に片っ端から挑戦し、その度に食堂のメニューがそれ一色になる。
遠方に孫がいるらしい。
ノイシュタイン城の食材の管理もしている。
ワイン蔵などは本来なら執事が管理するのだが、ノイシュタインでは執事の数が圧倒的に足りていないのと、領主と共に定期的に交代してしまう執事に任せるよりは何十年も賄いで働いている彼女のほうが詳しくなってしまったということで。
食糧庫の鍵も彼女が管理している(執事はマスターキーを持っています)。
最近ではそれ以外の倉庫の鍵も預かっている(厨房の壁にかけられている)。これは勝手に食糧庫や倉庫を漁るガーゴイルにとって最も苦手とする相手が彼女であることから。
一人称 :あたし
作中呼称:賄《まかな》い、マーシャ、厨房のおばさん